…これによって豊臣政権は,朝鮮出兵という国家的規模での大動員を支える物質的条件を強固にしえたのである。 石高制の成立は,秀吉を項点とする封建的ヒエラルヒーが全領主階級を網羅し,朝鮮出兵の際の陣立書にみられるように,たとえば九州大名は知行高100石につき5人と,軍役体系が整然とした形で成立したことを意味する。そして,領主階級は支配下の百姓から年貢を徴収することはもちろん,彼らを陣夫役・水主役(かこやく)として動員し,小荷駄隊・足軽隊や水軍・海上御用の漕ぎ手などに編成し,実際の戦闘や物資輸送にあてることが可能となった。…
※「知行高」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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