脳脊髄液検査

内科学 第10版 「脳脊髄液検査」の解説

脳脊髄液検査(神経学的検査法)

 脳脊髄液髄液)は脳・脊髄を物理的衝撃から保護し,浮力により脳の重量を減ずる作用を有すると考えられる.髄液は直接,脳,脊髄の周囲を灌流していることから,その分析によって中枢神経系の状態を,より直接的に調べることができ,その検査は,神経疾患の診断に不可欠である.[安東由喜雄]
■文献
Davson H, Welch K, et al: The Physiology and Pathophysiology of the Cerebrospinal Fluid, pp 247-267, pp 583-656, Churchill Livingstone, London, 1987.大石 実,他:神経内科臨床トレーニング.医学書院,東京,1991

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む