花の下紐(読み)ハナノシタヒモ

デジタル大辞泉 「花の下紐」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐したひも【花の下×紐】

花のつぼみが開くことを、下紐の解けることにたとえていう語。はなのひも。
「ふして思ひ起きてながむる春雨に―いかにとくらむ」〈新古今・春上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花の下紐」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 下紐(したひも)

花の蕾(つぼみ)が開くことを下紐の解けることにたとえた表現。花の紐。
※朝光集(995頃)「ときむすぶてかぜにいたくほころびて花の下紐解けにける哉」

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