精選版 日本国語大辞典 「あんけら」の意味・読み・例文・類語 あんけら [1] 〘副〙 (「あんけ」の変化した語。多く「と」を伴って用いる)① ぽかんと口をあけているさま。あっけにとられて、ぼんやりしているさま。あんけらかん。あっけらかん。あけらかん。※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)「あんけらとして何ともえ云わぬぞ」② 愚かしいさまを表わす語。〔語彙(1871‐84)〕[2] 〘名〙 ぼんやり者。愚か者。「安家来」などの字を当てて、下賤の家来の意にも転用した。※洒落本・龍虎問答(1779)「深川とさへきけば、下賤ひっぷ折助・安家来(アンケラ)(〈注〉ヤスイケライ)ばかり、入込地とおもふは、大きに非なり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報