こさんなれ

精選版 日本国語大辞典 「こさんなれ」の意味・読み・例文・類語

こさん‐なれ

連語〙 (「こそあるなれ」の変化したもの。「なれ」は、推定助動詞「なり」の已然形) 特に文頭に用い、前のことばを受けて、確かにそうだ、そうらしい、の気持を表わす。まったくだ。そのとおりだな。→こそ(一)。
仮名草子伊曾保物語(1639頃)上「『さればこそ、さやうに人にいましめられんことを知らざる事にて侍(はんべる)か』と申しければ、『こさんなれ』とてゆるされける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報