じゃらくら(読み)ジャラクラ

デジタル大辞泉 「じゃらくら」の意味・読み・例文・類語

じゃら‐くら

[副](スル)なまめかしく戯れあうさま。でれでれ。じゃらじゃら。
白粉おしろいを塗って―されては虫唾むしずが走る」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「じゃらくら」の意味・読み・例文・類語

じゃら‐くら

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) だらしなくふざけるさまを表わす語。特に、男女がたわむれ合うさまにいう。でれでれ。じゃらじゃら。じゃらりくらり。
浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)上「とまりどまりの赤前垂にじゃらくらいたさない様に」
談義本・艷道通鑑(1715)三「左礼右礼(ジャラクラ)(こう)じて鈍や愚やとなりければ」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「お勢も日を経るままに草臥(くたび)れたか、余りじゃらくらもしなくなって」

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