デジタル大辞泉
「むにゃむにゃ」の意味・読み・例文・類語
むにゃ‐むにゃ
[副]わけのわからない言葉を口の中でつぶやくさま。「むにゃむにゃ(と)言葉を濁す」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
むにゃ‐むにゃ
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① わけのわからないことを口の中でつぶやくさまを表わす語。多く、
不平不満などをあいまいにいうさまについていう。
※
魔風恋風(1903)〈
小杉天外〉前「
患者は目を覚したらしく、口の中でむにゃむにゃと唸くのが聞えた」
※
滑稽本・麻疹戯言(1803)麻疹与海鹿之弁「ゴウゴウとうなり、ムニャムニャと苦しむ事、便
(すなはち)病の業
(な)す処にして」
③ ゆっくりと物を噛むさまを表わす語。
※銀の匙(1913‐15)〈
中勘助〉前「牛はげぶっとなにか吐きだしては、むにゃむにゃと噛む」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報