カウンター・パーチェス(英語表記)counter purchase; CP

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カウンター・パーチェス」の意味・わかりやすい解説

カウンター・パーチェス
counter purchase; CP

輸出を行なう際に相手国の製品を購入することを指し,見返り輸入ともいう。プラントなど大型商品の輸出の際に行なわれ,その契約は輸出契約と別建てにするのが原則となっている。また輸出額に対する CP額の比率 (CP比率) は,一般的には 50%前後とされるが,100%や 100%を超えるケースもまれにはある。 CPは外貨不足状態にある東欧諸国で従来から多く行なわれているが 1981年にインドネシアが原油販売不振から一部採用し,義務づけたのに続き中近東諸国も実施するようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android