コンソーシアム・バンク(英語表記)consortium bank

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンソーシアム・バンク」の意味・わかりやすい解説

コンソーシアム・バンク
consortium bank

リスクを分散させつつ大規模な資金需要に対応するために,多くの場合国籍を異にする銀行株主となって設立した銀行のこと。その最初の例は 1964年設立の Midland and International Banks Limited;MAIBLで,ミッドランド銀行 (イギリス) ほか3行がユーロ資金を吸収して,英連邦の企業に対して中長期の資金を供給することを目的として設立したものである。コンソーシアムバンクはこの後ヨーロッパおよび日本の銀行などにより多数設立されている。日本の銀行のみにより設立されているコンソーシアム・バンクには欧州東京銀行などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android