ジャラル タラバニ(英語表記)Jalal Talabani

現代外国人名録2016 「ジャラル タラバニ」の解説

ジャラル タラバニ
Jalal Talabani

職業・肩書
政治家 クルド愛国同盟(PUK)議長 元イラク大統領

国籍
イラク

生年月日
1933年4月

出生地
アルビル近郊ケルカン

学歴
バグダット大学法学部卒

経歴
14歳でクルド民主党(KDP)に加入。クルド反政府運動の祖ムスタファ・バルザニ党首の下で頭角を現し、1962年反政府闘争で4人の支部司令の一人に選任。その後、路線対立で脱退。’75年11月シリアの後押しでクルド愛国同盟(PUK)を設立し、議長に就任。バース党政権へのゲリラ戦を指揮した。’91年湾岸戦争後の反政府運動ではKDPと共同戦線を張り、対政府交渉にあたった。2003年3月開戦のイラク戦争では米軍に協力。フセイン政権崩壊後の同年7月から米軍占領下でのイラク暫定統治機関・統治評議会の評議員を務めた。2005年1月国民議会選挙ではKDPなどと政党連合・クルディスタン同盟を結成し、第2党に。同年4月暫定国民議会によりクルド系として初めて大統領(移行政府)に選出。2006年4月国民議会により本格政府大統領に選出。2010年11月再任。2014年7月退任。アラブ民族主義の父・ナセル元エジプト大統領の信奉者。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報