ヒガンザクラ(彼岸桜)(読み)ヒガンザクラ(英語表記)Prunus pendula var. ascendens; rosebud cherry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒガンザクラ(彼岸桜)」の意味・わかりやすい解説

ヒガンザクラ(彼岸桜)
ヒガンザクラ
Prunus pendula var. ascendens; rosebud cherry

バラ科落葉の小高木。自生はなく,観賞用として庭に植えられる。幹は直立し,高さは 5mぐらいになる。葉は互生し,長さ4~8cmの倒披針形で短い葉柄がある。花は淡紅色で3~4月に,葉に先立って咲き,1~3個の花が散形状につく。子房と花柱は無毛である。果実球形で黒紫色に熟し,つやがある。幹の樹皮に縦に割れ目が入るのが特徴である。ヤマザクラより早く花を開くことでも知られる。

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