フィリップス(David Graham Phillips)(読み)ふぃりっぷす(英語表記)David Graham Phillips

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

フィリップス(David Graham Phillips)
ふぃりっぷす
David Graham Phillips
(1867―1911)

アメリカ小説家。プリンストン大学卒業。ジャーナリストとして活動後、異常者に殺されるまでの10年間に23冊の小説を書いた。20世紀初頭に、大統領T・ルーズベルトが主唱しておこったマックレーキング(社会悪暴露)運動に投じた作家の一人で、政財界の腐敗婦人問題に取材した、『偉大なる神の成功』(1901)、『洪水』(1905)、『二代目』(1907)、『スーザン・リノックス』(1917)などの問題作がある。

[稲澤秀夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android