ペプシンリモナーデ(読み)ぺぷしんりもなーで(英語表記)pepsinlemonade

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペプシンリモナーデ」の意味・わかりやすい解説

ペプシンリモナーデ
ぺぷしんりもなーで
pepsinlemonade

塩酸リモナーデに含糖ペプシンを配合した製剤。日本薬局方収載品。健胃消化剤として食欲不振、消化促進、胃酸欠乏症などに内用で適用される。処方は、含糖ペプシン10グラム、希塩酸5ミリリットル、単シロップ100ミリリットル、精製水適量を加えて全量1000ミリリットルとする。甘味と清涼な酸味を有する液状の製剤である。酸性であるため、アルカリ性物質との配合は変化をおこすところから不適である。以前は繁用されたが、最近では使用量が少なくなった。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android