ホレーズ修道院(読み)ホレーズしゅうどういん(英語表記)Monastery of Horezu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホレーズ修道院」の意味・わかりやすい解説

ホレーズ修道院
ホレーズしゅうどういん
Monastery of Horezu

ルーマニア南部,ワラキア地方ブルチェア県ホレーズにある修道院。 17世紀末,ワラキア公国の名君コンスタンチン・ブルンコバンヌ公が見た夢のお告げによってこの地に建造されたものといわれており,ルーマニアの伝統バロックを融合した装飾性豊かな聖堂様式はブルンコバンヌ様式と呼ばれる。ギリシア十字形に五つの聖堂が配されており,カトリコンと呼ばれる中央の聖堂の内部には,ワラキア地方の伝統を引き継ぐ繊細,華麗なレリーフが施されている。 1993年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android