繊細(読み)センサイ

デジタル大辞泉 「繊細」の意味・読み・例文・類語

せん‐さい【繊細】

[名・形動]
ほそく小さいこと。ほっそりとして優美なこと。また、そのさま。「繊細な指」
感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。「繊細感覚」「繊細神経
[派生]せんさいさ[名]
[類語](1細かいこまやか木目きめ細か綿密細緻さいち緻密/(2鋭敏過敏敏感神経質多感聡い感じ易いセンシティブデリケートエモーショナルデリカシー細心ナーバス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繊細」の意味・読み・例文・類語

せん‐さい【繊細】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物の形がほそく小さいこと。ほそぼそとして優美なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「繊維は繊細なる条管にして」(出典:医範提綱(1805)三)
  3. 感情などがこまやかであること。微妙であること。また、そのさま。デリケート。
    1. [初出の実例]「蓋し女性は優美繊細なる者なり」(出典:厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android