繊細(読み)センサイ

デジタル大辞泉 「繊細」の意味・読み・例文・類語

せん‐さい【繊細】

[名・形動]
ほそく小さいこと。ほっそりとして優美なこと。また、そのさま。「繊細な指」
感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。「繊細感覚」「繊細神経
[派生]せんさいさ[名]
[類語](1細かいこまやか木目きめ細か綿密細緻さいち緻密/(2鋭敏過敏敏感神経質多感聡い感じ易いセンシティブデリケートエモーショナルデリカシー細心ナーバス

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精選版 日本国語大辞典 「繊細」の意味・読み・例文・類語

せん‐さい【繊細】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物の形がほそく小さいこと。ほそぼそとして優美なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「繊維は繊細なる条管にして」(出典:医範提綱(1805)三)
  3. 感情などがこまやかであること。微妙であること。また、そのさま。デリケート。
    1. [初出の実例]「蓋し女性は優美繊細なる者なり」(出典:厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉)

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