一幕(読み)ヒトマク

デジタル大辞泉 「一幕」の意味・読み・例文・類語

ひと‐まく【一幕】

演劇で、幕を上げてから下ろすまでに舞台で演じられる一区切り。「一幕三場の芝居
事件などの一つの場面。「あわや血の雨という一幕もあった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一幕」の意味・読み・例文・類語

ひと‐まく【一幕】

〘名〙
① 舞台の幕を上げてから次におろすまでの間に演じられる劇の一区切り。
※咄本・金財布(1779か)芝居者「亭主寝とぼけ、〈略〉もふ一幕(ひトマク)見ていきな」
② 一般的に用いて、一つの場面。事件の一経過。短い事件。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉八「松村老人や新五と初対面の一幕が中々賑やかであった」

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