上総金鈴塚古墳(読み)かずさきんれいづかこふん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上総金鈴塚古墳」の意味・わかりやすい解説

上総金鈴塚古墳
かずさきんれいづかこふん

千葉県木更津市長須賀にある低地に築かれた古墳時代後期の前方後円墳。発掘時,後円部の大部分と前方部の一部を残すのみであったが,復元長軸 (前方部西南西) は 95mで,後円部に凝灰岩切り石積みの横穴式石室があり,内部に緑泥片岩の組合せ石棺木棺の床石をもっている。遺物は鏡,玉類,刀類,甲冑,刀子,鉄鉾,弭,鉄鏃,金鈴,垂飾具,耳環,馬具類,承盤付き鋺,台付き鋺,金銅製飾金具,青銅製葆,金糸,櫛,鉄斧,鉄釘,鎹,土師器須恵器人骨など約 400点が出土した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android