下天(読み)ゲテン

デジタル大辞泉 「下天」の意味・読み・例文・類語

げ‐てん【下天】

天上界の中で最も劣っている天。⇔上天
人間世界
人間五十年―の内をくらぶれば夢まぼろしのごとくなり」〈幸若敦盛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下天」の意味・読み・例文・類語

げ‐てん【下天】

〘名〙
① 天上界のうちすべてに劣っている天のこと。⇔上天
神皇正統記(1339‐43)上「下天(ゲテン)広狭に不同あり」
※幸若・敦盛(室町末‐近世初)「人間五十年けてむの内をくらぶれば夢まほろしのごとくなり」 〔法苑珠林‐六九〕
② (━する) 天から下ること。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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