何しかも(読み)ナニシカモ

デジタル大辞泉 「何しかも」の意味・読み・例文・類語

なにしか‐も【何しかも】

[連語]なにしか」を強めた言い方。なんでまあ…か。
「たきつ瀬のはやき心を―人めつづみのせきとどむらむ」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何しかも」の意味・読み・例文・類語

なにしか【何しか】 も

「なにしか」を強めたいい方。どうしてまた(…なのか)。なぜまた(…するのか)。
万葉(8C後)二・一九六「何然毛(なにしかモ) 吾が大君の 立たせば 玉藻のもころ 臥せば 川藻の如く 靡かひの よろしき君が 朝宮を 忘れ給ふや 夕宮を 背き給ふや」

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