何しか(読み)ナニシカ

精選版 日本国語大辞典 「何しか」の意味・読み・例文・類語

なに‐しか【何しか】

  1. 〘 連語 〙 ( 「しか」は、副助詞「し」に係助詞「か」の付いたもの ) 理由目的を不明のものとして指示する。どうして(…なのか)。なぜ(…するのか)。
    1. [初出の実例]「神風の伊勢の国にもあらましを奈何可(なにしカ)来けむ君もあらなくに」(出典万葉集(8C後)二・一六三)
    2. 「なにしか命の終りを待たず、身を投げなんどする事は」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む