何しか(読み)ナニシカ

精選版 日本国語大辞典 「何しか」の意味・読み・例文・類語

なに‐しか【何しか】

  1. 〘 連語 〙 ( 「しか」は、副助詞「し」に係助詞「か」の付いたもの ) 理由目的を不明のものとして指示する。どうして(…なのか)。なぜ(…するのか)。
    1. [初出の実例]「神風の伊勢の国にもあらましを奈何可(なにしカ)来けむ君もあらなくに」(出典万葉集(8C後)二・一六三)
    2. 「なにしか命の終りを待たず、身を投げなんどする事は」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む