何をがな(読み)ナニヲガナ

デジタル大辞泉 「何をがな」の意味・読み・例文・類語

なにをがな

何かよいものがあればそれを。何かを。
「―形見に嫗に取らせんと」〈今昔一六・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何をがな」の意味・読み・例文・類語

なに【何】 を がな

当面問題対象となるべき事物を、探し求め思案するさま。どんなものを(…すればよいか)。どれかを(…したいのだが)。
※今昔(1120頃か)一六「何をがな形見に嫗に取せむと思ひ廻すに」

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