側腹(読み)ソバハラ

デジタル大辞泉 「側腹」の意味・読み・例文・類語

そば‐はら【側腹】

横腹。わきばら
「宮の左の御―に矢一筋たちければ」〈平家・四〉
《「そばばら」とも》めかけから生まれること。また、その人。めかけばら。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「側腹」の意味・読み・例文・類語

そば‐はら【側腹】

〘名〙
① 腹の側部。横腹。脇腹
※平家(13C前)四「宮の左の御そば腹に矢一すぢたちければ」
② (「そばばら」とも) 妾(めかけ)の腹に生まれること。また、その人。めかけばら。妾腹(しょうふく)。脇腹。
※漢書列伝綿景抄(1467頃)「博恵公王は高祖適子ぞ。そは腹ぢゃほどに不即位ぞ」

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