八災(読み)ハッサイ

デジタル大辞泉 「八災」の意味・読み・例文・類語

はっ‐さい【八災】

仏語。修行の妨げとなる8種の障り。憂・喜・苦・楽・尋・伺・出息・入息。八災患はっさいげん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八災」の意味・読み・例文・類語

はっ‐さい【八災】

〘名〙 (「八災患(はっさいげん)」の略) 仏語。色界の第四禅にはいる妨げとなる八つのさわり。すなわち、憂・苦・喜・楽・尋(事理の意味を尋ねおしはかる心のはたらき)・伺(事理をこまかに伺い思いはかる心のはたらき)・出息・入息の称。
徒然草(1331頃)二三八「談義せしに、八災といふことを忘れて」

はち‐さい【八災】

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