取りん坊(読み)トリンボウ

デジタル大辞泉 「取りん坊」の意味・読み・例文・類語

とりん‐ぼう〔‐バウ〕【取りん坊】

遊里で、遊女をだまして金品を奪う客。転じて、遊女にだまされて多額の金品を奪われる客。とられんぼう。
女郎も―も、あまねく色道の鏡といたしぬ」〈浮・色三味線・二〉
遊里で、ひやかし素見すけん
「往古吉原にては―と云ひ、今は素見といふ」〈洒・娼妓絹籭〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android