四度の宗論(読み)シドノシュウロン

デジタル大辞泉 「四度の宗論」の意味・読み・例文・類語

しど‐の‐しゅうろん【四度の宗論】

浄土宗他宗との間で四度行われた宗論。文治2年(1186)の大原問答、文亀元年(1501)の薬師寺備後守びんごのかみ宿所における文亀真偽決、天正7年(1579)の安土宗論、慶長13年(1608)の江戸城における慶長虚実決。

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精選版 日本国語大辞典 「四度の宗論」の意味・読み・例文・類語

しど【四度】 の 宗論(しゅうろん)

仏語。浄土宗と他宗、特に日蓮宗との間に、公衆面前で行なわれた四度の宗論。すなわち、文治二年(一一八六)八月の文治聖浄論(大原問答)、文亀元年(一五〇一)五月二四日に薬師寺備後守宿所でなされた文亀真偽決、天正七年(一五七九)五月下旬の安土浄厳院における天正邪正決(安土問答)、慶長一三年(一六〇八)一一月一五日に江戸城で行なわれた慶長虚実決の総称
※曲林一斧(1839)「惣て四度の宗論広しといへども、撮て論ずる処、凡二十箇条」

よど【四度】 の 宗論(しゅうろん)

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