地文学(読み)ちもんがく

精選版 日本国語大辞典 「地文学」の意味・読み・例文・類語

ちもん‐がく【地文学】

〘名〙 地球に関する、天文気象海洋火山・地震・地質などの諸現象について研究する学問。ちぶん。ちもん。ちぶんがく。
日本風景論(1894)〈志賀重昂〉五「今日古歌と地文学に徴して此れを証左し得るのみならず」

ちぶん‐がく【地文学】

〘名〙 =ちもんがく(地文学)〔英和和英地学字彙(1914)〕

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世界大百科事典(旧版)内の地文学の言及

【自然地理学】より

…自然地理学の目的は人間の居住地としての地表を対象として,人間生活に関係がある自然現象を記述することにある。自然地理学は古くは地文学とよばれたものに相当するが,T.H.ハクスリーがはじめて使用したフィジオグラフィーphysiographyという言葉もアメリカでは一時よく使われた。自然科学が十分に発達していない時代には天文,気象,海洋,火山,地震,地質などに関することも地文学の教科書に記載されていた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」