地獄太夫(読み)じごくだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「地獄太夫」の解説

地獄太夫 じごくだゆう

室町時代の伝説的な遊女
山賊にさらわれて堺の遊女にうられる。現世の不幸は前世の行いのせいと,みずからを地獄と名のり,地獄変相図の衣を愛用したという。江戸時代に流布した一休伝説や山東京伝の洒落(しゃれ)本で知られる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android