デジタル大辞泉
「前世」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぜん‐せ【前世・先世】
- [ 1 ] ( 古くは多く「ぜんぜ」 ) この世に生まれ出る以前の世。さきのよ。過去世(かこせ)。
- [初出の実例]「誠に先世に強く能き縁を修めて感じたる力なり」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
- 「いかなる前世(ゼンゼ)の因果にや」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)四)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 かつて。いままで。以前は。
- [初出の実例]「前世、くだされた事はなけれども、お流をくださるる」(出典:天理本狂言・餠酒(室町末‐近世初))
ぜん‐せい【前世】
- 〘 名詞 〙
- ① むかし。いにしえ。前代。
- [初出の実例]「本朝にて前世は専用られたる書と見えたり」(出典:随筆・秉燭譚(1729)一)
- [その他の文献]〔漢書‐匈奴伝・下〕
- ② =ぜんせ(前世)
さき‐せ【前世・先世】
- 〘 名詞 〙 =さきしょう(前生)
- [初出の実例]「お梅に思ひそめられた、是もさきせの因果かや」(出典:浄瑠璃・心中万年草(1710)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「前世」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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