大時代(読み)オオジダイ

デジタル大辞泉 「大時代」の意味・読み・例文・類語

おお‐じだい〔おほ‐〕【大時代】

[名・形動]
大時代物」の略。
古めかしく大げさで時代遅れなこと。また、そのさま。「大時代なせりふ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大時代」の意味・読み・例文・類語

おお‐じだい おほ‥【大時代】

〘名〙
※落語・孝行娘(1898)〈六代目桂文治〉「前回には、一番目狂言の大時代な芝居話を申し上げましたが」
② (形動) (①から転じて) ひどく古びた時代遅れの物事のさま。きわめて古風なこと。
※玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉五「次郎さんが、また大時代をいってるぢゃあありませんか」
地唄(1956)〈有吉佐和子〉「『久離切って勘当』という大時代な言葉が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android