デジタル大辞泉
「寸進尺退」の意味・読み・例文・類語
すんしん‐しゃくたい【寸進尺退】
1寸進んで1尺退くこと。得るところが少なく、失うところが多いこと。尺進尋退。
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すんしん‐しゃくたい【寸進尺退】
〘名〙 (「
老子‐六九章」の「吾不
二敢為
一レ主而為
レ客、不
二敢進
一レ寸而退
レ尺」から出た語で
一寸進んで
一尺退くという意から) わずかばかり進んで多く退くこと。また、得るところが少なく、失うところが多いことのたとえ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
寸進尺退
一寸進んで一尺退くこと。わずかばかり進んで多く退くこと。また、得るところが少なく、失うところが多いことのたとえ。
[使用例] かの露国のごときは〈略〉今は日耳曼帝国がその進路を遮り、あたかも猛虎の嵎を負うがごときの形勢なるが故に寸進尺退、一歩も動くことあたわず[徳富蘇峰*将来之日本|1886]
[解説] 一尺は一寸の十倍の長さで、約三〇センチ。
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