一歩(読み)イッポ

デジタル大辞泉 「一歩」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぽ【一歩】

ひと足。「一歩踏み出す」
一つ段階。ほんの少しの程度。「ライバル一歩先んじる」「もう一歩のところで取り逃がす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一歩」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぽ【一歩】

[1] 〘名〙
① ひとあし。ひとあゆみ。また、わずかな距離や事柄にたとえていう。
※正法眼蔵(1231‐53)行持下「誓願して漢羽にむかひて一歩をあゆまず」
俳諧去来抄(1702‐04)先師評「句の働(はたらき)におゐては一歩も動かず」 〔阮籍‐大人先生伝〕
② 一つの段階。→一歩を進める一歩を譲る
[2] 江戸前期の語学書。二巻および三巻。著者未詳。延宝四年(一六七六)刊。連歌俳諧の語詞を中心に「てにをは」と仮名遣い誤用を正そうとしたもの。口頭語の仮名遣いにも言及する点などに特色がある。

いち‐ぶ【一歩】

〘名〙
① (土地の長さの単位) ⇒ぶ(歩)(一)①
② (土地の面積の単位) ⇒ぶ(歩)(一)②

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