年が行く(読み)トシガイク

デジタル大辞泉 「年が行く」の意味・読み・例文・類語

とし・く

年を取る。「彼は私よりも―・っている」
1年が終わろうとする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年が行く」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 が 行(い・ゆ)

年齢が重なって行く。成長しておとなになる。また、老年となる。
風姿花伝(1400‐02頃)六「名望も、一座も繁昌する時は、定めて、としゆくまで花は残るべし」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇「それは年が行かない稚気といふもので」
一年が過ぎ去って行く。年が暮れようとする。《季・冬》
万葉(8C後)一〇・二二四三「秋山に霜降り覆ひ木の葉散り歳雖行(としはゆくとも)我れ忘れめや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android