徒医者(読み)カチイシャ

デジタル大辞泉 「徒医者」の意味・読み・例文・類語

かち‐いしゃ【徒医者】

自家用駕籠かごを持たないため、徒歩で往診する貧乏な医者
「―ながら、療治よくせらるる」〈浮・永代蔵・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徒医者」の意味・読み・例文・類語

かち‐いしゃ【徒医者】

〘名〙 自家用の駕籠(かご)などを持たないため、徒歩で病人のいる家をまわって歩く医者。「乗り物医者」より格が低く、あまりはやらない貧乏な医者などをいう。
浮世草子日本永代蔵(1688)六「歩行医者(カチイシャ)ながら、療治よくせらるるとて引あはされ」

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