医者(読み)イシャ

世界大百科事典 第2版の解説


【医者の役割地位
 社会学的にとらえると,医者とは医療に関して高度の知識や技術を保持しており,感情的に安定し,緊急事態においても動揺せず,さらにみずからの知識や技術を病人の救助という社会的な善に向けるという役割期待にこたえているものをいう(T.パーソンズ)。したがって現代社会では,高度の知識・技術の保持者であることを示すために,(1)高等教育を受けていること,しかも他の多くの職能者より長年月学習し,(2)その教育訓練の内容も近代社会でもっとも信頼され,また感情的な安定を保持するため,客観性を手段とした知識であると一般に認められている科学を基本にして行われているうえに,(3)医師法などに基づき独占的に医療を行うことを国の免許によって法的にも保証された職能者である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 傷病の診断、治療を職業とする人。医師。くすし。いさ。〔文明本節用集(室町中)〕
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「して見ると病気かなあ、医者に係らうかなあ」 〔隋書‐麦鉄杖伝〕

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