(読み)シツ

デジタル大辞泉 「悉」の意味・読み・例文・類語

しつ【悉】[漢字項目]

人名用漢字] [音]シツ(漢) [訓]ことごとく
全部。ことごとく。「悉皆
きわめ尽くす。「詳悉知悉不悉

こと‐ごと【×悉/尽】

《「事事ことごと」の意から》あのことも、このこともすべて。あるもの全部。あるかぎり。副詞的にも用いる。
「夜はも夜の―昼はも日の―」〈・一五五〉
「はたこらが夜昼といはず行く道を我は―宮道みやぢにぞする」〈・一九三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悉」の意味・読み・例文・類語

しっ‐・す【悉】

〘他サ変〙
① 深く心にかける。
※吉田本三道(1423)「此条々を、能々悉すべし」
② 完全にする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
こんてむつすむん地(1610)一「だうりをただすときんば、ほかよりもなをうちをしっすべき事なり」

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