慍色(読み)オンショク

デジタル大辞泉 「慍色」の意味・読み・例文・類語

おん‐しょく〔ヲン‐〕【×慍色】

うんしょく(慍色)

うん‐しょく【×慍色】

腹を立てて、むっとした顔つき。おんしょく。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慍色」の意味・読み・例文・類語

うん‐しょく【慍色】

〘名〙 怒りを含む顔色。怒って恨む顔色。おんしょく。
※業鏡台(1394‐1428頃)祭雲庵主文「不見慍色。用柔養剛」 〔論語公冶長

おん‐しょく ヲン‥【慍色】

〘名〙 =うんしょく(慍色)〔新撰字解(1872)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「慍色」の読み・字形・画数・意味

【慍色】うんしよく

憤怨の情。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕創未だ就(な)らざるに、會(たまたま)此のふ。其のらざるを惜しみ、已に極刑に就けども、慍む色無し。

字通「慍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android