扇箱(読み)オウギバコ

デジタル大辞泉 「扇箱」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐ばこ〔あふぎ‐〕【扇箱】

扇を入れる箱。特に、近世足付きの台に載せて、祝いの贈り物にした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「扇箱」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐ばこ あふぎ‥【扇箱】

〘名〙 扇を入れるのに用いる箱。近世には足付きの台に載せて、祝いの贈り物にした。扇を入れる代わりに、竹に紙を巻いたものを入れ、年玉用の儀式に用いる場合もあった。
戊子入明記(1468)「御扇箱一〈略〉御扇百本入」
浮世草子西鶴織留(1694)二「年玉の扇箱(アフギハコ)をのせたる片(へぎ)一枚に銭壱文添て」

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