投島田(読み)ナゲシマダ

デジタル大辞泉 「投島田」の意味・読み・例文・類語

なげ‐しまだ【投(げ)島田】

もとどりの根を低く下げて結い、後ろへ倒れるようにそらした島田髷まげ。遊女好みのいきな結い方で、元禄(1688~1704)ごろ特に流行した。下げ島田

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「投島田」の意味・読み・例文・類語

なげ‐しまだ【投島田】

〘名〙 女性髪形一つ。島田まげの根を低く下げ、まげを後ろへそらして結んだもの。近世中期、遊女好みの派手な結髪法として流行した。下げ島田。
浮世草子好色五人女(1686)三「髪はなげ嶋田(シマダ)に平鬠(ひらもとゆひ)かけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android