旭化成[株](読み)あさひかせい

百科事典マイペディア 「旭化成[株]」の意味・わかりやすい解説

旭化成[株]【あさひかせい】

繊維・化学の総合メーカー。1931年日本窒素肥料(現チッソ)の延岡工場を分離して,延岡アンモニア絹糸を設立。1933年旭絹織(1922年創業)・日本ベンベルグ絹糸を合併し,旭ベンベルグ絹糸改称。1943年日本窒素火薬を合併し,日窒化学工業に改称。1946年旭化成工業に改称。1966年積水化学工業傘下に収める。事業範囲は,合成繊維から合成樹脂合成ゴム・食品・医薬品・医療機器・住宅・建材など多種にわたるが,1998年三菱化学と合弁会社を設立し,ポリスチレン事業を移管。また,1999年7月には食品部門を日本たばこ産業に売却している。2001年現社名。近年リストラが奏功し営業益大増幅。本社大阪,工場延岡ほか。2011年資本金1033億円,2011年3月期売上高1兆5983億円。売上構成(%)は,ケミカルズ46,住宅26,医薬・医療7,繊維7,エレクトロニクス10,建材3,その他1。海外売上比率28%。→日窒コンツェルン
→関連項目積水ハウス[株]蝶理[株]

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