桂 文枝(3代目)(読み)カツラ ブンシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 文枝(3代目)」の解説

桂 文枝(3代目)
カツラ ブンシ


職業
落語家

本名
橋本 亀吉

別名
初名=桂 小文,前名=桂 小文枝

生年月日
元治1年

出生地
大坂(大阪府)

経歴
父は大阪上本町で城代用達「橋本屋」を営んでいたが早くに没する。近所に住む初代桂文枝から小噺の手ほどきを受け、小文の名で初高座を踏む。初代文枝の死後、2代目文枝のもとで修業。明治13年小文枝と改名。のち37年に3代目桂文枝を襲名する。39年4月、雷門助六(のち3代目志ん生)の紹介で上京、芝玉の井、日本橋木原店などに出演。持ちネタが多く、話ぶりも巧妙で「千両蜜柑」「菊江の仏壇」「お文さん」などを得意とした。また、三味線・笛・太鼓なども上手で舞は山村流をきわめていた。

没年月日
明治43年 12月24日 (1910年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報