植民・殖民(読み)しょくみん

精選版 日本国語大辞典 「植民・殖民」の意味・読み・例文・類語

しょく‐みん【植民・殖民】

〘名〙 (volkplanting の訳語) 本国以外の新しい領土や未開地などに本国の人民移住、定住させ、土地を開拓したり、経済的な活動を行なったりすること。また、その移住民
鎖国論(1801)「幾程なきに現前の利に誘われ大に是地に植民し」
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉六「自国の人民を海外の地に移して殖民することなり」
[補注]この語の使用は、挙例の「鎖国論」が古いもので、「植民し」に注を加え、「人を植ること彼等が国の習なり、人を其地に渡して住しむるといへり」と記している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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