横江成刀自女(読み)よこえの なりとじめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横江成刀自女」の解説

横江成刀自女 よこえの-なりとじめ

日本霊異記(りょういき)」にみえる女性。
越前(えちぜん)加賀郡畝田(うねだ)村(金沢市)の人。男たちとの情交をくりかえし,若くして死去。宝亀元年(770)寂林法師の夢の中に出現し,子に乳をあたえなかった罪で乳房がはれ,膿(うみ)がでる病の報いをうけていると告げる。この夢を寂林からおしえられた子供たちの供養により母の罪はあがなわれたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android