正無し(読み)マサナシ

デジタル大辞泉 「正無し」の意味・読み・例文・類語

まさ‐な・し【正無し】

[形ク]《「予想される通常状態ではない」の意を表す語》
好ましくない。みっともない。ぐあいが悪い。
「声高になのたまひそ…、いと―・し」〈竹取
よろしくない。いけない。
「何をか奉らむ、まめまめしき物は―・かりなむ」〈更級
普通でない。尋常でない。
「いとかう―・きまで、いにしへの墨書きの上手ども跡をくらうなしつべかめるは」〈絵合

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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