みっともない(読み)ミットモナイ

デジタル大辞泉「みっともない」の解説

みっとも‐な・い

[形]《「みともない」の音変化》見た目にわるい。体裁がわるい。「―・いなり」「―・いまねはしないでくれ」
[派生]みっともなさ[名]
[用法]みっともない・みぐるしい――「客の前で兄弟げんかをするなんてみっともない(見苦しい)」「前をはだけたみっともない(見苦しい)格好」「みっともない(見苦しい)行為」など、手に不快感を与えるさまの意では相通じて用いられる。◇「三年も浪人して、また不合格ではみっともない」のように、人目に対して体裁が悪いという本人の気持ちをいう場合は「みっともない」が、「相手の逃げ腰の態度が、見ていて見苦しかった」のように、他人の行為などについていう場合は「見苦しい」がより適切。◇類似の語の「みにくい(醜い)」は、対象についての分析的な評価であって、より客観的である。「遺産をめぐるみにくい争い」「親友のみにくい心を知って絶望した」など。
[類語]かっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭い不細工ぎこちない田舎臭い不体裁醜態見苦しいはしたない醜悪老醜不様不格好醜い汚いむさくるしい汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい埃っぽい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠

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精選版 日本国語大辞典「みっともない」の解説

みっとも‐な・い

〘形口〙 (「みともない」の変化した語) 見た目にわるい。見苦しい。体裁がよくない。外聞が悪くて、他に対してはずかしい。みっともよくない。みっとむない
※浮世草子・当世芝居気質(1777)四「旦那様其なりはみっともない」
[語誌]中世の「見たくもなし」が「見たうもない」「見とむない」などを経て、近世後期に「みっとむない」「みっともない」などとなったもの。近代には「みっともいいものではない」「みっともよくない」などの言い方も生まれた。
みっともな‐さ

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