精選版 日本国語大辞典 「毳毳」の意味・読み・例文・類語 けば‐けば【毳毳】 [1] 〘名〙 =けば(毳)①※少年(1911)〈谷崎潤一郎〉「美濃紙の表紙を開くと、黴臭いケバケバの立って居る紙の面に」[2] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 色、格好、形などが特にあざやかに目立つさま、また、どぎつく、はでで品のないさまを表わす語。※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「濁黒(どすぐろ)い顔に眉と髭の歴々(ケバケバ)と濃い〈略〉男が」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報