毛羽(読み)ケバ

デジタル大辞泉 「毛羽」の意味・読み・例文・類語

け‐ば【毛羽/×毳】

紙や布などの表面がこすれたりしてできる、細かい毛のようなもの。また、畳の表面などのささくれ。けばけば。「―が立つ」
を作るとき、足がかりとして最初に張る糸。
地図で山の形や傾斜を示すのに用いる、最大傾斜の方向に描いたくさび形の短い線。

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精選版 日本国語大辞典 「毛羽」の意味・読み・例文・類語

もう‐う【毛羽】

  1. 〘 名詞 〙 獣の毛と鳥の羽。また、鳥の羽。羽毛
    1. [初出の実例]「鳥の毛羽を以て飾冠ぞ」(出典:史記抄(1477)一七)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公五年〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「毛羽」の意味・わかりやすい解説

毛羽
けば
floss of cocoon

繭綿ともいう。蚕が営繭するとき,足場として最初に吐く糸で,繭の外側を綿様におおっている。収繭後毛羽取機で取除かれる。毛羽は普通吐糸総量の5%ぐらい,絹糸紡績原料になる。

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普及版 字通 「毛羽」の読み・字形・画数・意味

【毛羽】もうう

獣と鳥。

字通「毛」の項目を見る

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