水棹(読み)ミサオ

デジタル大辞泉 「水棹」の意味・読み・例文・類語

み‐さお〔‐さを〕【×棹】

《「みざお」とも》水底にさして、舟を操ったり、とまをかけたりするのに使うさお。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水棹」の意味・読み・例文・類語

み‐さお ‥さを【水棹】

〘名〙 (「みざお」とも) 船道具の一つ。長い棹で、川船は浅い川で船を進めるのに用い、海船は浅い港での出入に用いる。
拾遺(1005‐07頃か)雑下・五四三「みつ瀬河渡るみさをもなかりけりなにに衣をぬぎてかくらん〈道雅女〉」

みず‐さお みづさを【水棹】

〘名〙 水底を突いて舟を進ませるための棹。みさお。
※歌謡・端唄部類(1858‐65)大津ゑかへ唄「せんどしゅは、おあいだ、みづさをが、おったつにはこまります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android