水沫集(読み)みなわしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水沫集」の意味・わかりやすい解説

水沫集
みなわしゅう

森鴎外の著訳集。『美奈和集』とも書く。 1892年刊。『舞姫』『うたかたの記』『文づかひ』などの小説,『於母影 (おもかげ) 』に代表される訳詩,および『玉を懐いて罪あり』などの翻訳小説を集めて,それまでの業績をあらためて世に問うたもので,作者声望を決定的にした書。

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