水繊・水煎・水蟾(読み)すいせん

精選版 日本国語大辞典 「水繊・水煎・水蟾」の意味・読み・例文・類語

すい‐せん【水繊・水煎・水蟾】

〘名〙 葛粉(くずこ)を水に溶き、水繊鍋に薄く流し入れて湯煎し、これを冷やし固め、索麺(そうめん)状に切って乾したもの。たれみそ、または煎り酒をつけて食べる。夏の食べ物。水繊羹(すいせんかん)
異制庭訓往来(14C中)「点心者可水煎、糟雞、〈略〉紅糟候也」
咄本・私可多咄(1671)三「ひやりとすいせんをまいるかととひぬるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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