浸透・滲透(読み)しんとう

精選版 日本国語大辞典 「浸透・滲透」の意味・読み・例文・類語

しん‐とう【浸透・滲透】

〘名〙
しみとおること。転じて、徹底すること。ゆきわたること。
※志都の岩屋講本(1811)下「かの卵巣滲透して、其の中の一卵に入り」
※軍隊内務令(1943)四「不断の滲透せる監督指導を為すこと緊要なり」
濃度の異なる二つの溶液が、境界面に設けられた多孔性の膜を隔てて接するとき、濃度の低い側の溶媒が、膜を通じて濃度の高い側に移動し拡散する現象。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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